.NETとゴルフ場システム

「.NET」とは時期バージョンのウィンドウズ「Longhorn」のベースになるクラ
スライブラリーの総称である。現在は「.NET Framework 1.1」がマイクロソフ
トのホームページよりダウンロードできて、WindowsXPやWindows2000に導入で
きるようになっている。

ただし、現在は .NET用のアプリケーションやパッケージなどほとんど無いの
が現状である。答えは簡単である「.NET Framework 1.1」を入れなければなら
ないからである。買ったときから.NET対応のパソコン(O/S)なんて今のとこ
ろ無いわけだし、WinXPやWin2000ならこれを入れてからでないと.NET対応のプ
ログラムは動いてくれないわけで、ユーザーに「.NET Framework 1.1」をわざ
わざ入れさせるような「手間」をかけさせるようなデメリットをあえて選ぶシ
ステムデベロッパーなど有るはずがない。

でも、今回開発する「Greensland.NET」はその「手間」をあえてかけさせるわ
けだ。ただし、開発が一段落する2006年始めにはもしかしてLonghornは発売さ
れているかもしれなく、もし発売されているればそれは逆に「強力な売り」に
なることは間違いない。

なぜならLonghornは現在のアプリケーションも動くが.NET対応のプログラムの
方がより高速に動くことが約束されているからだ。それに他のゴルフ場システ
ムデベロッパーは少なくとも.NET対応のシステムは簡単に出せないだろうと思
われる。

つまりは現在のプログラムをピュアな.NET対応にコンバートしようと思えば、
莫大な開発工数がかかるからだ。そこまでするのなら、多少遅くなっても今ま
でのシステムをそのまま使う、という方を選ぶと思われるからだ。

ところで、、なぜゴルフ場システムで.NETが必要なのか?

という問いには、実はあまり明確な答えを出すことができない。
最新のO/S、最新のマシンでないと動かない、何てコトは絶対にあり得ない。
私が現在保守しているゴルフ場の何カ所かは未だにDOSで動いているし、しか
もとっても快調に動いている。このままハードさえ壊れなければいつまでもい
つまでも使っていく、ぐらいの勢いでもある。

ただしことコンピュータ業界にあっては「クラシック」なものは「使い物にな
らない」事に等しい。そして「最新の」ものは「とっても使いやすい」という
幻想がある。よって少なくとも「セールストーク的」には

「.NET対応初の『ゴルフ場システム』」

なんて事を謳ったらとってもアピールになるんだろうなぁ、、と思うのだ。

投稿者 irisa : 20:56 | コメント (0)

ゴルフ場システムのデモ  - 北海道のゴルフ場にて -

北海道に伊達市というところがある。
確か札幌から高速をとばして1時間半ほどかかっただろうか・・・僕たちは紹
介してくれたディーラーと共にその伊達市にあるゴルフ場に、システムリプレ
ースの引き合いがあると言うことでデモに向かったのであった。

場所が場所だったので僕らは前日から札幌入りして、デモ機のセットアップを
して、その手順や段取りを打ち合わせた後に「今後ともよろしく」とまだ決ま
ってもないのに昵懇の間柄だったかのように、すすき野の飲み屋でカニやウニ
に舌鼓をうちながら交流を深めた。

そして当日、長旅の疲れもさほど気にならずに「じゃあ頑張りましょう!」と
気合いもろともそのゴルフ場の扉を開いた。

「今日ゴルフシステムのデモに来たものですけど・・・」

中に通された僕ら総勢5名は持ってきたコンピュータの機器類を繋ぐもの、お
客さんと間つなぎの会話をするもの、それぞれがそれぞれの役目を自覚しなが
らデモに対するモチベーションを高めていった。

「では、今からシステムのデモを始めます」

との声に私が

「じゃあ予約システムから始めますね」
「ん?予約システム!」
「えぇ、予約が一番最初・・・ですよね?」
「予約を入れないとシステムは動かないのかね?」
「基本的には・・・そうです」
「それじゃあ、使いもんにならねぇ」
「えっ!・・・」

私たち一同はこの一言で一気に凍り付いた。
そして先方の担当者は早口でこう言った。

「北海道のゴルフ場はよぉ、予約なんか入れないで来たもん順にプレーするん
 だわ、なんで、予約なんていらないんだな」
「はぁ、じゃあ名前とかは?」
「そりゃ当日入れりゃえぇべ、精算までによぉ!」
「まぁ、そうですが・・・、じゃあクラブ確認票とかは?」
「そんなもん手書きだわ!」
「じゃあ、パブリックと一緒じゃないですか?」
「まぁ、そうだわな・・・」

はっきり言って私たちは「北海道の事情」というのをまるで知らなかったのだ。

北海道では

・プレーはワンウェイ(スルー)で行う
・予約は代表者の名前だけ
・来た組順にプレーをさせる

というのが当たり前(全部じゃないでしょうけど)らしいのです。
しかも、予約が無い分、と言うワケじゃないですがシステムの価格も極めて安
いらしいです、はい。


そして一気にモチベーションの下がった我ら5人組、昨日のカニやウニのパワ
ーはまるで使うこと無しに、30分デモしただけで逃げるようにしてそのゴル
フ場を退散したのであった。

投稿者 irisa : 18:26

一眼レフなのに・・・・

一眼レフカメラ・・・それは僕のあこがれである。

嫁さんが所有している銀塩の「EOS Kiss」はあるのだが、僕のあこがれは
それではない。銀塩カメラはフィルムを買わにゃならんし、現像しにカメラ屋
さんに持っていく必要もある。

それじゃイヤなのだ。

僕が欲しいなぁと思っているのは「EOS Kiss DIGITAL」この最後の「DIGITAL」
が重要なのだ。でもまだまだ高いし、僕の「腕」からするとその価格は
「宝の持ち腐れ」なんだよなぁ・・・でも欲しい。

もしかして一眼レフで写真を撮るとめっちゃいい写真が撮れるかも、、、という
淡い思いは有るのだけれど、その淡さに「10万」かける気にはなれない。
誰か一眼レフのデジタルカメラ持ってる人いないかなぁ・・・と考えていた矢先のこと。

Oさんは、保育園の役員で僕と同じ書記をつとめていた人だ。

やっとこ完成した前回の「ミルミルタイムス」を印刷・製本するために
10時から保育園に集まって二人でせっせと新聞を作っていたときの話・・・

「Oさん確か一眼レフカメラ持ってましたよねぇ?」
「えぇ持ってますよ」
「どこのヤツですか?」
「あは、キャノンですよ」
「あそうですか、やっぱキャノンですよねぇ」
「ですよねぇ」
「でも銀塩だとめんどくさいでしょう」
「いえ、あれってデジカメなんですよ」
「げっ、もしかしてEOS Kiss DEGITAL ?」
「えぇ、そうなんですぅ~」(誇らしげ)
「で、やっぱ綺麗に撮れるんですかね?」
「まぁ、何も考えなくても綺麗にとれますよ」(とても自慢げ)
「そうか・・・、そうなんや・・・・」
「えぇ、そりゃね」
「でもOさん、パソコンって持ってなかったんじゃあ?」
「あは! そうなんですぅ」
「じゃあ、撮ったヤツはどうしてるの?」
「えぇ、カメラの液晶で見てますぅ」
「げげっ、じゃあカードの画像は?」
「えぇ、何とか不要なヤツを消しつつ残っています」
「・・・・・・・」

僕はたまげた。PCを持って無くてデジカメを買う人間もかなり珍しい
と思うが、その上そのデジカメが一眼レフと言うこともこれまた驚きだ。
これは、免許を持たずにベンツを買うに等しい行為ではないか。


僕は彼女にひとこと言ってやった。

「Oさん、アホちゃう?」

彼女は高らかに笑った。
その笑顔には一点の曇りもなかった。
まるで一眼レフカメラで撮ったフォトグラフィのように・・・・

「EOS Kiss DIGITAL」やっぱ欲しいぞ

投稿者 irisa : 21:50 | コメント (0) | トラックバック

メルマガ始めました

ほんとにほんとに久しぶりの投稿です (^^;)

3月はホントに仕事が忙しくって手を抜いていたら、まったく書く習慣が
消えてしまい、4月に入ってもそのペース出来てしまって今回何と一ヶ月
ぶりに書いてみるのでした。

実は仕事も忙しいのと、会社の方も色々な企画が立ち上がり「オマエこん
なコトやっててええんか?」という気持ちになったのも事実。

で、メルマガも今回の企画の一つで、ゴルフ場システム「Greenaland.NET」
プロジェクト立ち上げが決定し、開発メンバーは3人で行うこと、それぞれが
違う環境で仕事をしていること、などから少しでも僕の「思い」を伝えるために
メルマガという形をとってみたのです。

結果的に良いのか悪いのか・・・・
皆さんも登録してみて下さい。

http://www.kabel.jp/golfmag/

題して『ゴルフ場システムのつくりかた』
実はゴルフ場関係者だけでなく全てのシステム開発者に読んでもらうために
(少し大げさですが)書こうと思ってます。

投稿者 irisa : 08:55 | コメント (0) | トラックバック