ゴルフ場システム:料金体系と料金マスター

ゴルフ場の料金体系は年々複雑になってきています。
10年ほど前は会員料金とビジター料金、それの平日と土日祝というパターン
だけで済んでいたんですが、それに加え最近はセルフとキャディ付きのどちら
か、割引はどの割引を使うか・・・などなど。

また、ゴルフ場によってはビジター会員という「ビジターなのか、会員なのか
はっきりせぇ(笑)」というものを作り出して、より多くのビジター顧客の囲
い込みを行っている所も多いはずです。
しかし、一般の会員様とは明確に区別せねばならないため、区分はあくまでも
「ビジター」なんですけどね。

しかしもちろん会員になる以上は「特典」が必要になってきます。

「最近は特典がないとなかなかお客さんが来てくれなくって・・・」

とゴルフ場関係者がによくぼやかれることも少なくない昨今、このビジター会
員になればもちろん「特典」は付いてきますし、その多くは「グリーンフィの
値引き」ということで対応しています。つまり、ビジター会員用グリーンフィ
の出来上がりです。

そのようにして料金パターンは次々に増えていき、季節によっての変動も含め
て、ヒドいところになると料金のパターンが100近くになるところもありま
す。「だれか何とかしてくれ~~~!」といった感じです(笑)。

さてこれだけ膨れあがった料金パターンはどのようにして管理しているのでし
ょうか?私どもでは現在、料金(セット品)マスターとして料金パターンをデ
ータ化しています。

料金マスターは料金コードをキーとして、

・料金コード
・料金名称
・親商品(パックなどの商品)
・子商品
・子商品の単価
・子商品の数量
・子商品を印刷する/しない
・子商品の税金区分
・使用不可フラグ(季節によって使用する・しないので)
・曜日(平日、土曜、日祝)
・セルフ or キャディ付き
・朝食/昼食付き

など商品を親子関係として関連づけた情報を持ったデータなのです。
しかしこれを管理(メンテ)するのは実はとても大変ですし、その当日、料金
パターンをお客様一人一人に付けていく、という作業も大変な労力です。

10年ほど前ならそれこそ何も設定しなくても(料金マスターなど無くても)
自動で料金計上ができたものです・・・(とほほ)。

しかし、管理に関してはそれだけの料金パターンがあるのでどうしようもない
ですが、料金付けに関してはより効率よい方法を考えなければなりません。
そのテクニックとして、料金を決めるために事前に登録できる情報はできるだ
け入れておき、プログラム側でその条件に合った最善のデータを引っ張ってく
る、というのが鉄則でしょうね。

事前(予約時か?)に設定しておける情報としては

・会員区分 (会員、ビジター、その他)
・セルフ or キャディ付き
・パック区分
・割引情報

となります。
あと曜日などは自動判断できるので、これらの条件をもとにできるだけ近い料
金を自動で引っ張ってこれれば、例外を除いては(これも良くあるようですが)
自動設定は可能になってくると思います。

投稿者 irisa : 2005年07月26日 18:14

コメント: ゴルフ場システム:料金体系と料金マスター