大阪に蠢く懲りない面々

「大阪に蠢く懲りない面々」を読了


今をときめく(笑)ハンナングループの正体を知りたくてこの本を読んでみました。この本の中でも書いて有る通り、大阪の経済をここまで悪化させた原因はこの本の中に出てくる「懲りない面々」たちの仕業に間違いない。

大阪は東京や名古屋などに比べて未だに不況のどん底にあえいである。しかも不況から抜け出せる「道筋」すら見えないでいる。ということは未だにこの様な地下経済がはびこり、有る特定の人たちだけの私腹を肥やし、そのお金が全体に環流していない証拠であろう。

つくづく「大阪オリンピック」への誘致が失敗して良かった、と思った。

投稿者 irisa : 11:51 | コメント (0) | トラックバック

特捜検察の闇

「特捜検察の闇」を読了


前回の「渡邊恒雄 メディアと権力」に引き続き魚住昭氏の作品。

特捜検察のエリートだった田中森一氏が検察という機関に愛想を尽かし、弁護士に転身する。しかし転身後、闇の世界との繋がりが深くなる事によって、やがて手形詐欺容疑で逮捕。しかしそこには検察権力とその権力と手を繋ぎつつも最後に裏切られた人間の姿が浮き彫りに・・・。

検察は「正義」なのか、それとも・・・
後半は住宅金融債権管理機構の社長に就任した中坊公平氏とその犯した罪、つまり大義名分を振りかざして行った強引なまでの取り立てと、「国策」の御旗の元に弁護士を国家の僕と化させ「庶民の味方」で有るべき方向を見失わせてしまったこと。

そしてその顕著な例として権力に刃向かっている弁護士、安田好弘氏の不当逮捕である。氏の逮捕にまつわる検察の強引な情報操作&隠し、そしてまず最初に罪ありきで、そこから自分たちの都合の良いように積み重ねていく既成事実の歪曲化、読んでいて空恐ろしくなってくる。

魚住さん、こんな本出して、大丈夫なんでしょうか?

投稿者 irisa : 01:45 | コメント (0) | トラックバック

渡邊恒雄 メディアと権力

渡邊恒雄 メディアと権力読了


先日の「選手ごときが・・・」発言の源流を知りたかったので読んでみた。

僕ら凡人には考えられない壮絶な戦いと、その戦いに勝ち残ってメディアと権力の両方を制覇した男のドロドロしたドラマが繰り広げられていたのであった。

なるほど「選手ごときが・・・」ぐらいの発言は、この人にとっちゃ蚊でも殺すぐらいの大したことの無い発言なのだ。それは嫉妬や売り言葉に買い言葉などではなく本気でそう思っているのだ。

その選手ごとき(一般ファンも含めて良いかも)に今回敗北し、6球団が死守される事になった。さてこの後、野球界がどうなっていくのかが楽しみだし、ナベツネがどうなっていくのかはもっと楽しみになってきた。

でも読売新聞は絶対買わないコトに決めた (^^;)

投稿者 irisa : 09:18 | コメント (0) | トラックバック