サンタさんへ


いつからそんな習慣が出来たのかは知らないが、うちの子供達はクリスマスプレゼントとして欲しいモノをサンタさんに「おねだり」するための手紙をクリスマスが近づく頃になると書いている。上の子の美月は既に小学校4年生、すでに周りの友達は「お父さんがサンタクロース」と認知しているにもかかわらず、我が子は未だに「うちに来るのはほんまもん」と思っているフシがある。

彼女の今年のサンタさんへの手紙にはこんなコトが書いてあった。

「おとうさん、おかあさんには、ことわられるかもしれませんが『まわるメイドインワリオ』をください」

と書いてあった。
「ほんまにまだ信じてんねんや・・・サンタさん」と夫婦二人で驚愕したのはさておいて、この書き方から察するとサンタさんはお父さんとお母さんに相談してプレゼントをくれるのだ、と想像しているのであろう。

たとえば

「お父さん、どないします、この子ゲームを欲しい言うてまっせ?」
「いやいや、うちはゲームはやらんことになってますのや」
「そんなこと言うたかって、今の子達はみんな持ってまっしゃろ」
「みんな持ってても、うちは持たない、これでいこう思てまんねん」
「ほぉ~、それはそれは、お母さんもそれでヨイのですかな?」
「えぇ、まぁお父さんが強情なもんですから・・・・」

なんて会話が彼女の頭の中ではクリスマスイブの夜に交わされているのであろう。

でもね、こんな情に訴えかけるようなお願いをしても「ダメなモノはダメ」、「あかんもんはあかん」のだよ、美月さん。
・・・頑固な父より。

投稿者 irisa : 18:23 | コメント (0) | トラックバック

虫歯くん

大河君(6歳)が虫歯になった。
美月さん(9歳)はどうも歯が丈夫らしく(嫁さん似)、小学校4年でいまだに虫歯はゼロだ。
それに比べ保育園の歯の検診ではいつも「虫歯予備軍」がある、と言われ続けていた大河君もこの前「歯が痛い」と言っていたのでチェックしてみると左上の奥歯がちょっと茶色くなっており、穴が空いているように見える。

「あぁ、こりゃ虫歯やなぁ・・・」

夫婦の意見は一致し、近くの歯医者に行くと確かに虫歯であった。
その上、右っかわの上奥歯もまだ茶色になっていないもののやっぱり虫歯らしい。子供ながらに「が~ん」と衝撃を受けたらしく、それ以来歯磨きに精進している。

我が家では歯医者の先生に「4歳までは親がしっかり磨いてあげて」との指導を受けて、チェックしながら僕らが磨いていたが、大河君が5歳ぐらいから自分で磨くだけで、親の最終チェックはあまりしなくなった。

それだからか、それとも「そろそう言う時期」なのか、ついに虫歯がやってきたと言うわけだ。まぁ虫歯の歯は子供の歯なので生え替わるからヨイ、とはいうものの、少なくとも彼の口の中には虫歯菌はしっかりと存在しており、大人の歯になってからも、油断していればすぐに虫歯菌に冒されていくのは間違いないだろう。

あぁボクと同じ運命だ・・・と思う。
うちの嫁さんはほとんど虫歯が無く、外見から見ても非常に頑丈な歯をしている。
きっと噛み付かれたら一週間は歯形が残るか、それとも食いちぎられるか、それぐらい頑丈な歯である。

しかし、ボクの歯は非常にナイーブで繊細。歯をいくらしっかり磨いていても弱点を突いてこられて虫歯への階段を上り詰めてしまうと言う感じだ。おそらく前世は平安時代の貴族だったのではないか、と思えるほどの軟弱さである。

そんな、DNAをしっかりと大河君は受け継いでいる。
大河君の虫歯の歴史は今開かれた、と言うわけだ、かわいそうに。。

投稿者 irisa : 14:21 | コメント (0) | トラックバック