■昆虫の活け造りのハナシ

片山洋一郎『骨盤にきく』という本の中に

「完全変態する昆虫は幼虫からさなぎになるときに繭の中で体が一度ほとんど溶解して液状化してしまうんです。」

という話をうけて。。。

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おれこどものころ、昆虫はじめあらゆるいきものの「活け造り」と称して生きたままの解剖!にハマってたことあんねん。
夏のおわりに生きたメスのセミの腹をフェザーの安全剃刀(なつかしいやろ)でススーッと切開するとな、ぎっしりたまごがつまってたりな。
いきものの不思議と生々しさに息をつめてコーフンしてた。

さなぎも活け造り解剖した。
蝶やらカナブンやらハチやらのサナギをフェザーの安全剃刀でススーッと切開するとな、蛹化(ヨウカ)してあまり時間のたってないさなぎはなかみドロドロやったのおぼえてるで。
そいでな、もうちょっと時間たったさなぎは脚とか羽とかのかたちができつつあんねんで。
けっこうコワイとおもたな。神秘的、とか感じるより恐怖感やな。

こういうときにいだいた痛いほどの不思議なそして切実な感覚はたぶんおれのよってきたるところ、原点やもしれん、とこのごろおもう。
というわけで今回はファーブルのおことばで 応答させていただきましょう。

「子供時代に生命の神秘にふれた者は科学者か詩人になるしかない」

ほんまやな。のだくん音楽家になってもた。

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